いろいろな動物の名前、英語では? 大型哺乳類編

キリン、カバ、サイ といえば動物園などでお馴染みの動物たちですが、英語ではなんと言うかわかりますか?

今回は、動物の英語での呼び方 小型の哺乳類編に続いて、牛や馬、ゾウなどといった比較的大型の動物(陸上哺乳類)の英名一覧リストです。
いろいろな動物たちの英語での呼び方をチェックしてみましょう。
ついでに漢字も覚えて一石二鳥!

海に生息する哺乳類編

英名(&漢字)一覧

アリクイ
(蟻食)
anteater
(アントイーター)
アリ(ant)をペロペロと食べる動物。 ”オオアリクイ”は ant bear , giant anteater 。

Anteater(Mojo 動物フィギュア)

イノシシ
(猪)
wild boar
(ワイルド ボア)
単に boar や wild hog などとも。 アフリカの”イボイノシシ”は warthog

ウシ
(牛)
cow (カウ)
bull (ブル)
ox (オックス)
cow は”飼育されている雌牛,乳牛”、 bull は ”雄牛”、ox は ”労役用の雄牛”、他にも区分、呼び方はいろいろ。集合的な総称は cattle です。”子牛は ”calf 。

ウマ
(馬)
horse
(ホース)
mare【雌馬】、stallion【(種馬用の)牡馬】、foal 【子馬】... こちらも呼び方がいろいろあって書き切れません。 ”シマウマ(縞馬)”は zebra です。(後述)

オオカミ
(狼)
wolf
(ウォルフ)
複数形は wolves です。 動詞(wolf down)だと ”ガツガツと貪り食べる”意味に。 ”狼男”は werewolf 。 慣用句「羊の皮をかぶった狼」は a wolf in sheep's clothing で、cry wolf というと ”嘘をついて人を騒がせる(オオカミ少年から)”こと。

カバ
(河馬)
hippopotamus
(ヒポポタマス)
長いので、くだけて言うと hippo (ヒッポー)。語源はギリシャ語で ”川(potamos)”の”馬(hippos)”です。

カンガルー
kangaroo
(カンガー)
オーストラリアの marsupial【有袋類】。 そのままですが、アクセントが「カンガー」なことに注意。

キリン
(麒麟)
giraffe
(ジュラフ)
意外と綴りがややこしい。牛などと同じように反芻する動物(ruminant)らしいです。あんなに首が長いのにご苦労なこと・・・。

クマ
(熊)
bear
(ベア)
アメリカ英語(口語)では ”困難な問題,厄介なこと”なんて意味にも。 ”ヒグマ”は brown bear で、”ツキノワグマ”は Asiatic black bear(または moon bear)、 ”シロクマ(北極熊)”は polar bear、”灰色熊”は grizzly bear。”耐える,産む”動詞の bear も同じ英単語です。

サイ
(犀)
rhinoceros
(ライノゥセラス)
カバと同じく長いので、略して rhino(ライノー)で。

サル
(猿)
* 類人猿
ape
(エイプ)
猿といっても、ゴリラ(gorilla)やチンパンジー(chimpanzee)、オランウータン(orangutan)など、尻尾がない(短い)類人猿系のものを指します。映画『猿の惑星』の原題は Planet of the Apes です。テナガザル(gibbon)もこちら。

シカ
(鹿)
deer
(ディアー)
詳しく分けると ”牡鹿”は buck や stag 、”雌鹿”は doe や hind(♪Doe, a deer, a female deer♪ ドレミの歌のドはこの doe。)、”子鹿”は fawn などと呼ばれます。 ”ヘラジカ”は elk / moose 、 日本の鹿 ”ニホンジカ”は Sika deer で英英辞典にも載ってました。 ちなみに ”鹿の角”は antler で、 ”鹿肉”は venison 。

シマウマ
(縞馬)
zebra
(ズィーブラ)
イギリス英語で zebra crossing というと、白黒の縞の”横断歩道(pedestrian crossing,《米》crosswalk)”のこと。
アルファベットの Z を伝えたいときには ”Z as in zebra”「ゼブラの Z。」で。

ゾウ
(象)
elephant
(エレファント)
ゾウの鼻は nose ではなく trunk と呼ばれます。 white elephant というと、役に立たないのに高くつく”無用の長物”の意味のイディオム。ほかにも、 the elephant in the room 【皆が気づいているものの、口に出したがらない深刻な問題】など。

トナカイ
(馴鹿)
reindeer
(レインディアー)
caribou(ケァラブー) もトナカイ。 rein は ”手綱”の rein ですが、語源ではないそうです。 サンタクロースのトナカイについては ⇒ サンタクロースのトナカイの名前

トラ
(虎)
tiger
(タイガー)
メスは tigress。”張り子のトラ”は paper tiger で、意味も一緒です。 tiger lily というと、花の”オニユリ”のこと。

バク
(獏)
tapir
(テイパー)
夢を食べるかどうかは不明。 実際にいる哺乳動物の”バク”ほうです。 詳しくは ⇒ Wikipedia Tapir(英語)

ヒヒ
(狒狒)
baboon
(バブーン)
オナガザル科の monkey。 ”マントヒヒ”は hamadryas baboon 、お仲間には、マンドリル(mandrill)なども。 小型動物枠か大型動物枠か迷うところ・・・(汗)

ヒョウ
(豹)
leopard
(レパード)
panther(パンサー)も”豹”ですが、特に【黒豹(black panther)】のこと。 jaguar(ジャグァー)は【アメリカ豹】、clouded leopard というと【雲豹(ウンピョウ)】。

Leopard(シュライヒ 動物フィギュア)

ヒツジ
(羊)
sheep
(シープ)
sheep には”他人に盲従する人”という意味も。オスの羊は ram で、メスは ewe 、子羊が lamb です。羊の群を表す英語は flock of sheep 。 black sheep というと、家族の中などの”厄介者,面汚し”的な慣用句。

ブタ
(豚)
pig (ピッグ)
hog (ホッグ)
pig は一番一般的にブタを指す語で、hog は成長したブタ(英米でも違いあり)。他にも boar【去勢してない雄ブタ】、sow【雌ブタ】、piglet【子豚】などなど、ホントにややこしい。新型インフルエンザ(swine flu)の swineも”豚”です。
hog 英語イラスト
ツチブタ”は aardvark (アードヴァーク)

ライオン
(獅子)
lion
(ライオン)
そのままですけど百獣の王なので一応。lion-hearted というと【勇猛な】、the lion's share は【不当に大きな分け前】という意味の英語表現です。 アメリカライオンとも呼ばれるのは ”ピューマ(puma / cougar)”。

ラクダ
(駱駝)
camel
(キャメル)
普通はヒトコブラクダ(dromedary, Arabian camel)のことで、”フタコブラクダ”は Bactrian camel 。ちなみに背中の”こぶ”は hump です。

ロバ
(驢馬)
donkey
(ドンキー)
donkey には”まぬけ,頑固者”の意味も。 ass も”ロバ”ですが、”尻,けつ”などの下品な意味合いもある単語なので注意。

ヤギ
(山羊)
goat
(ゴート)
”雄ヤギ”は billy goat で、”雌ヤギ”は nanny goat 。 get someone's goat というと 【誰々をイライラさせる,怒らせる】意味のイディオムです。


BOOK National Geographic Little Kids First Big Book of Animals
理科の英語と知識をまとめて学べるナショナル ジオグラフィックの子供向け図鑑(英語)シリーズ。綺麗な写真と易しい文章でいろいろな動物とその生態が解説されています。

* 幾つか例外を除いて、カタカナの名前がそのまま英語なものは並べていません。


関連英単語ノート

クマや狼、トラなどの肉食哺乳類の子供を表す単語は cub です。
a wolf cub (オオカミの子)、a brown bear cub (ヒグマの子)、etc...

mammal 哺乳類,哺乳動物
ruminant 反芻動物  反芻する

carnivore 肉食動物 | carnivorous ― 肉食性の
herbivore 草食動物 | herbivorous ― 草食性の
omnivore 雑食動物| omnivorous ― 雑食性の


参考、関連リンク

LINK Bronx Zoo: Saving Wildlife and Wild Places
ニューヨークの動物園 Bronx Zoo のホームページ(英語)。データベースやビデオポッドキャストなどがあります。

無料で使える動物の英単語フラッシュカードが置かれているサイト。
LINK ESL-Kids - ESL Flashcards | Animals
LINK ESL Flashcards, Printable PDF Worksheets & Picture Cards

Back to the top of this page