いろいろな鳴き声のオノマトペ 英語では?

Oink oink! Mooooo! ROAR! Baaaaa!
 Caw caw! Cheep-cheep!

いろいろな動物を飼っているメリーさんの牧場は今日もなんだか大騒ぎ。
さて、どんな動物がいるでしょう?

   ・
   ・
   ・

正解は、ブタさん、さん、ライオンヒツジさん、カラスヒヨコがぴーぴー。
・・・大騒ぎにも納得です。

今回は、いろいろな生き物の鳴き声の英語でのオノマトペの特集。 英語オノマトペの絵本 Mr. Brown Can Moo! Can You?
オノマトペ(onomatopoeia オノマトピーア)というのは音や鳴き声などを表した語 ”擬音語擬声語”のことで、例えば、ヒツジの鳴き声を文字で表現すると日本語では「メー!」ですが、言語が変われば聞こえ方も変わる、英語では「 Baa! 」と表されます。
ここではそういった、生き物たちの鳴き声をあらわした英語のオノマトペをまとめて並べてみました。


動物の擬声語 一覧

日本語 英語 補足説明
犬(dog)
「ワンワン」
bow-wow

おもに大型犬ですね。woof も代表的な擬音語。wuff、arf などなど他にもいろいろ表されます。甲高い「キャンキャン」は yap、 yelp などなど。 ”犬が吠える”動詞は bark で、”遠吠え”は howl です。

牛(cow)
「モー」
moo

動詞としてだと ”モーと鳴く”。

馬(horse)
「ヒヒーン」
neigh

いななきですね。動詞としてだと ”いななく”。 whinny も同じですが、静かないななきのほう。

象(elephant)
「パオーン」

英語には「これ」というオノマトペはないようなのですが、”象がパオーンと鳴く”意味の動詞は trumpet です。

猫(cat)
「ニャー」
meow / mew

動詞としてだと ”ニャーと鳴く”。のどを鳴らす「ゴロゴロ」は purr で、威嚇の「フー」は hiss です。

ネズミ(mouse)
「チュー」
squeak

動詞としてだと ”キーキー鳴く,キーキーしゃべる”。

ブタ(pig)
「ブーブー」
oink

どちらかというと「ブヒブヒ」のほう?

羊(sheep)
「メー」
baa

動詞としてだと ”メーと鳴く”。 bleat も 「メー」で、ヤギなどはこちらです。

ライオン(lion)
「ガオー」
roar

動詞としてだと ”わめく,どなる,ほえる”などなどの意味。 ライオンだけでなく、野生の獣が吼える感じならなんにでも。

ロバ(donkey) bray

ロバの鳴き声って日本語ではなに? 動詞(騒々しく鳴く、音を出す)としても使えます。


鳥の擬声語 一覧

アヒル(duck)
「ガーガー」
quack

カモも同じ。動詞としてだと quack は ”ガーガー鳴く”。

おんどり(rooster)
「コケコッコー」
cock-a-doodle-doo

英語での動物の鳴き声として一番知られているオノマトペはこれじゃないでしょうか。

カッコウ(cuckoo)
「カッコー」
cuckoo

日本語でも英語でも名前と鳴き声が同じって。

カラス(crow)
「カー」
caw

動詞としてだと ”カーカー鳴く”。しわがれた鳴き方は croak でも。

小鳥(bird)
「チュンチュン」
chirp / chirrup

虫の声も chirp や chirrup です。動詞としてだと ”チュンチュンと鳴く,賑やかにしゃべる”。 tweet も鳥のさえずり。

ハト(dove)
「クックー」
coo

え、ハトは「ポッポ」? 動詞としてだと ”クークー鳴く”のほかに”甘く囁く”意味も。

ひよこ(chick)
「ピヨピヨ」
cheep / peep

ヒヨコだけでなく、ひな鳥全般です。動詞としてだと ”ピーピー鳴く”。

フクロウ(owl)
「ホーホー」
hoot

動詞としてだと ”ほーと鳴く,(警笛などが)鳴る,大声でわめく”などの意味に。甲高い声のほうは screech 。

めんどり(hen)
「コッコッコ」
cluck / cackle

動詞としてだと ”コッコと鳴く”みたいな感じ。


その他の生き物の擬音語

カエル(frog)
「ゲロゲロ」
croak / ribbit

ribbit は Pacific tree frog という種類のカエルの鳴き声からだそうです。 croak は動詞としてだと ”ガーガー鳴く,しわがれ声で言う”。

ハチ(bee)
「ブーン」
buzz / hum

羽音の擬音ですね。動詞としてだと”ブンブン鳴る”。ハエなども buzz で。 drone も低い羽音。

ヘビ(snake)
「シュー」
hiss

hiss は ”シューッ”という音を出します。

英語の読み方はカタカナにしづらいので省きました。
擬音としての場合は、その生き物の声に近くなるように発音し、動詞として使う場合、普通の英単語として発音すれば大体OKです。

一応、動物の種類ごとに分けていますが、あくまで”音”を表してるということで、単語によってはその動物限定というわけではありません。
例えば hiss は、猫の威嚇の”フー”や蛇の”シュー”、蒸気がシューと噴出す音など、 ”シュッ、シュー”という音を表すときに使われます。


BOOKS

Mr. Brown Can Moo! Can You? Mr. Brown Can Moo! Can You?

どんな音でも真似してしまうミスター・ブラウンと一緒に英語の擬音を楽しむ、人気作家 Dr. Seuss の絵本。

マンガで楽しむ英語擬音語辞典 マンガで楽しむ英語擬音語辞典 <新装コンパクト版>

擬音を表した一コマ漫画を集めた、非常にユニークなオノマトペ辞典。表紙がちょっとあやしげですが・・・。


関連 Links

英語でのいろいろなオノマトペをもっと詳しく知りたい方はこちらなどもどうぞ。

LINK List of animal sounds - Wikipedia, the free encyclopedia
Wikipedia(英語)の”動物の鳴き声”ページで、動詞としても使われる鳴き声の単語を一覧することが出来ます。

LINK Derek Abbott's Animal Noise Page
英語以外にもフランス語やドイツ語、イタリア語、ギリシャ語、日本語といった各言語でのいろいろな生き物の鳴き声の表し方の一覧表があります。

LINK 101 Onomatopoeia Examples | Ereading Worksheets
いろいろなオノマトペがわかりやすく覚えられるように例文(英文)の中で紹介されています。英語学習におすすめ。

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