ロアルド・ダールの児童書 『 The Witches 』
The Witches
Roald Dahl (著)
《 あらすじ 》
「この世界には人間に交じってたくさんの恐ろしい”魔女”がいるんだよ。」おばあさんから聞かされていたこわーい”本物の魔女”の企みを阻むため奮闘することになった7歳の男の子の冒険の物語。
読みやすさレベル: 6.5 (SSSの書評システムより)
邦題は 『魔女がいっぱい』。 『Charlie and the Chocolate Factory(チャーリーとチョコレート工場の秘密)』や『Matilda(マチルダは小さな大天才)
』をはじめ、多くの人気児童書で知られる児童文学作家ロアルド・ダール(Roald Dahl)の代表的な作品のひとつです。
テンポの良い、ユーモラスでハラハラドキドキな子供向けホラー(?)冒険小説といったところで、荒唐無稽だけど面白く楽しく読める本がお好きな人におすすめな一冊。
実は、評価がとても良かったので読んでみたものの、突拍子の無さについていけないところもあって個人的にはそれほど入り込めませんでした。
ただ、なんといっても一番印象に残ったのは物語の結末。
衝撃を受けたとまで言うとかなり大げさですが、
「え!? それで終わっていいの!?」 と、つっこみたくなるというか・・・。
ある意味「ありえない」というか・・・。
読み終わった後も、なんとも微妙な感覚が残る終わり方になっています。
いかにも子供向けなお話とはいえブラックユーモア感も強く、実際に子供の頃に読んでいればかなり印象に残るのではないでしょうか。
ちなみに、物語を思い返して最初に頭に浮かんでくる英語は dog's droppings ”犬のふん”です。(^^;
作中に出てくる魔女は子供が大嫌いで、魔女にとって人間の子供は dog's droppings みたいに臭くてプンプンにおうんだとか。
頻出するので、読んでいた頃についつい英単語イラストにもしてしまいました。(汗)
( 動物や鳥の”糞”を指す。 複数形で使用。)